防水工事
防水工事とは
防水工事とは、建物の屋根や屋上、外壁、バルコニー、ベランダなど、雨風にさらされる部分に防水処理を施し、雨や雪などの水が建物内部に侵入するのを防ぐための工事です。
当然、新築時には防水工事を施していても、年数が経つとともに建物にひび割れや痛みが発生し、そこから建物内部に水がしみ込んでくることがあります。
このような事を防止する為にも、防水工事は建物を守るために大変重要な役割を担っています。
防水工事の目的
建物の劣化を防ぎ強度を保つ
水が建物の内部に入り込むと、建物全部の耐久性を低下させてしまいます。木造では柱や梁が腐ってしまったり、鉄筋には錆が生じるなど、建物の強度がどんどん弱くなってしまいます。劣化を防ぐためにも重要な工事です。
カビを防ぐ
目の届かないところで漏水していると、カビの発生に繋がってしまうこともあります。カビの発生により、ぜんそくや鼻炎などのアレルギーを引き起こすこともあります。安心・安全に将来を過ごすためにも大切な工事です。
設備の故障や漏電を防ぐ
雨漏りがすると設備に水がかかって故障したり、漏電する危険性もあります。このような危険性を防ぐためにも、必要に応じた防水工事が求められます。
建物の外観や内観を保つ
建物の内側や外側に入り込む水により、染みや変色が生じ、きれいな建物の美観を損ねます。経年劣化を防ぎ、建物の美しさや機能を保全する上でも、非常に重要な役割があります。
塗装工事
塗装工事とは
塗装工事とは、塗料を木や鉄などの材料に塗り付けて塗膜を作り、表面を保護したり美観を保つために行う工事の事です。
常に雨や紫外線、空気にさらされている建物の塗装は、建物のグレードにより異なりますが、ほぼ10年前後で劣化し、その防水性が薄れて来ます。
経年劣化を防止するためにも、建物の外壁や屋根などに塗装工事を行うことで、外観を美しく保つ事に加え、紫外線や雨風などから建物を守る役割も果たします。
塗装工事の目安
塗料にはシリコン塗料、フッ素塗料、無機塗料、ラジカル制御形塗料などがあり、それぞれグレードが異なります。
耐用年数は塗料内の成分の含有率によっても変化しますが、一般的にはシリコン塗料が10年前後で最も短く、無機塗料が15〜20年で比較的、持続期間が長いとされています。
いずれも10年程度で耐用年数が一区切りすることが多いため、戸建てについては「築10年で2回目の塗装」を推奨されるケースが多いです。
また、年数だけでなく、汚れやコケ、カビの発生状況や錆、木部の劣化などが見られる場合も塗装工事を検討する時期とも言えます。
塗装工事は建物を保護するために行う大切な工事です。
築年数や現状の劣化症状を参考に、当社の「無料建物健康チェック」診断を受けて頂ければ幸いです。
健康も何より早期治療が1番ですが、建物も早期の予防と対策がとても重要です。